腰の痛みのお悩みから解放されるためのガイドマップ

痛みの原因は老化にあり!

腰の痛みの原因には加齢や脊椎の異常、筋肉・神経によるものと、椎間板障害などが挙げられますが、内臓疾患や感染症などが原因の場合を除けば、腰痛の原因のほぼ全ては、加齢によって引き起こされるものであることが解ります。

加齢と腰の痛みの関係

腰の痛みを引き起こす大元は関節の老朽化による、軟骨組織の損傷や摩耗(減少)です。

若いうちはみずみずしく弾力にあふれていた関節軟骨も、年齢とともに弾力性を失い硬く脆くなってしまいます。これは体内で合成されるコラーゲンが年齢とともに急激に減少することと、非常に深い関わりを持っています。

コラーゲンには、傷ついたり摩耗によって減ってしまった関節軟骨を修復・再生する働きがあります。

コラーゲンの生成が充分に行われているうちは、多少の損傷や摩耗はすぐに修復されてしまいますが、歳をとってコラーゲンの合成量が減ってくると、摩耗・損傷した軟骨は修復されずに、徐々にその量を減らし老朽化して硬くなり、本来の役目である関節の動きのクッションとしての働きが著しく損なわれます。

コラーゲン不足で骨が脆くなる

加齢によってコラーゲンが減少することが、骨や関節にどのように影響するかを理解するための、面白い説明があります。

魚を料理するときに長時間ことこと煮ると、魚の骨や頭が柔らかくなって丸ごと食べられるようになります。また魚を煮た汁を冷蔵庫で冷やすと、ゼリーのように、固まって煮こごりができます。この煮こごりを作っているのがコラーゲンです。

コラーゲンは熱によって魚の骨や軟骨から、煮汁に溶け出します。コラーゲンが溶け出した骨は柔らかく脆くなって、食べやすくなるのです。

人間の場合も同じで加齢によってコラーゲンが減少すると骨は柔らかくなり、関節の軟骨は脆く壊れやすくなります。このことが腰の痛みの様々な原因を引き起こしていると考えられます。

コラーゲンの働き

人間の骨には約30%のコラーゲンが含まれています。関節の軟骨はさらに多く、約50%がコラーゲンで作られています。じん帯や筋膜、腱など関節の動きを助ける部分の細胞では80%から90%がコラーゲンですから、ほとんどコラーゲンで作られていると言っても良いでしょう。

コラーゲンは、このように人体の動きに大切な部分を繋げる、弾力性のある接着剤のような働きもしているのです。煮魚をさらに煮詰めれば、ばらばらに煮崩れてしまうことからも解るように、コラーゲンがなくなると体の各部位の連携が崩れて腰痛など、様々な症状を表すようになります。