腰の痛みのお悩みから解放されるためのガイドマップ

コラーゲン

ここでは腰の痛みを改善するコラーゲンの働きについて説明しています。

コラーゲンの腰痛改善のはたらき

コラーゲンはたんぱく質の一種で、人間を含む動物の骨や皮に多く含まれています。人間の場合は全体重の16%(水分を除くと50%)がたんぱく質で、コラーゲンは全たんぱく質量の30%から40%を占めています。

コラーゲンを摂取すると肌がきれいになると言われるのは、皮膚(真皮)の約70%がコラーゲンで構成されているためです。

コラーゲンには血管から運ばれてきた栄養を細胞に届ける働きがあるため、コラーゲンが不足すると皮膚細胞が栄養不足になります。また皮膚細胞から排出された老廃物を血管に送り返すのも、コラーゲンの重要な役目です。コラーゲンの不足は皮膚細胞の健全なサイクル(新陳代謝)を阻害して、老化の原因を招くことになるのです。

骨(硬骨)にも約30%のコラーゲンが含まれています。コラーゲンの不足によって骨粗しょう症が引き起こされることは、一般にも良く知られている事実です。腰痛に深い関係がある筋膜や腱、じん帯もそれぞれ80%から90%はコラーゲンで作られています。

体内のコラーゲン合成能力は年齢とともに急激に低下するため、骨や筋膜、腱、じん帯などの衰えによる腰痛を予防する、あるいは改善するためには、コラーゲンを安定的に摂取することが欠かせません。

コラーゲンの摂取方法

サプリメントなどによって摂取されたコラーゲンは、胃液のペプシンや膵液のトリプシンなどの消化酵素によって分解され、アミノ酸の形で小腸から吸収されます。食べたコラーゲンがそのままコラーゲンとして、体内に蓄積されるわけではないというところが重要なポイントです。

コラーゲンを摂取するのは、コラーゲンを作る元になる原料を体に吸収させるということなのです。そして吸収されたアミノ酸は、自力でコラーゲンを再合成することができないので、体内のコラーゲン合成能力に依存して再びコラーゲンとして生み出されることになります。

しかし加齢によってコラーゲン合成能力が低下している場合は、吸収されたアミノ酸のごく一部しかコラーゲンになることができません。コラーゲンをもっと効率的に作り出すためには、どうすれば良いのでしょうか。

低分子コラーゲンと高分子コラーゲン

サプリメントとして販売されているコラーゲンの多くは、低分子コラーゲンです。

低分子コラーゲンは分解酵素によって、コラーゲンのアミノ酸配列を細かく断ち切った半消化状態のコラーゲンで、水に溶けやすい特徴があります。消化吸収も早いため「体に早く吸収される」ということで、多くのサプリメントに採用されているのが実情です。

一方で高分子コラーゲンはアミノ酸が約1,000個つながった天然の状態のままのコラーゲンなので、水に溶けにくく消化吸収も遅い特徴があります。

しかし、高分子コラーゲンのアミノ酸配列にはコラーゲン合成の情報が残されているため、腸管から体内に吸収されると、人体のコラーゲン合成能力を刺激して免疫力を高める働きがあることが解っています。

高分子コラーゲンを温めた飲み物に入れて溶かした後で冷やすとゼリー状に固まるのは、熱によってほどけたコラーゲンの連鎖がアミノ酸の情報によって元の三重螺旋構造に戻るためです。低分子コラーゲンではゼリー状に固まりません。

これらのことから体内のコラーゲン合成能力を高めるためには、高分子コラーゲンの摂取が必要なことが解ります。

高分子コラーゲンと一緒に、コラーゲンを作る原料になるアミノ酸が早く吸収できる低分子コラーゲンや、コラーゲン合成に必須のビタミンCを摂取できるサプリメントなら理想的と言えるかも知れません。